人が沢山おり、混雑しているが、特に騒ぎも無く平和な様子の
ターミナルだった。
しかし、なぜか純一は胸騒ぎを感じていた。
純一は売店に行き、
ジュースを買って飲み、気を紛らわせた。
何も起こらなければいいと純一は思っていた・・・・・・。
アナウンスが純一たちの乗る444便への搭乗を促した。
「よし。いくぞ」純一が言った。
田邊は重い腰を上げ、不安そうに言った。「444便って、なんか不吉じゃないかぁ?」
「そうか?数字が揃うなんてラッキーなんじゃないか?」純一は眉をひそめる田邊を尻目にそう言った。
「けど、俺のじいちゃんは四十四歳で肺ガンになったし、父ちゃんは四百四十四万円を下ろして強盗に遭ったぜ。
それに、四十四番って描いてある
Tシャツを着て外に出ると、嫌なことばかり起こるんだぞ」
純一は「知らねーよ、そんなこと」と言って切り捨てた。
二人は搭乗口を抜け、飛行機へ乗り込んでいった。
二人の席は四十四番と四十五番だった。純一と田邊は顔を見合わせたが、特に何も喋らなかった。
腰を掛けてしばらくすると、飛行機は飛び立った。特にやることもないので純一は
雑誌を読んでいた。
田邊もマンガ雑誌を読んでいたが、ふと純一に聞いた。
「そういえば、君の名前は?確か、聞いてなかったけど」
名乗っていなかったっけ?純一は不意をつかれた。ここで教えないのも変だし、減るものでもないので、純一は順堂純一だと言った。
「ふーん。珍しい苗字だね・・・」純一はああとだけ頷いた。
二人は沈黙した。すると、ブーーーンという羽音のようなものが聞こえてきた。
飛行機の内部から聞こえる機械音かと最初は思ったが、音はどんどん大きくなってくるのでおかしいと思った。
純一は音のする後方を覗き込むと、でっかい蜂のようなものが飛んでくるのが見えた。
これは『スタント』だ。純一は直感した。
しかし、面倒な事は御免だったのでスルーすることにした。大きな蜂はすーっと前方へ飛んでいった。
暫くすると蜂は前方から戻ってきた。今更ながら、何をしに行ったのだろうと思ったが、時は既に遅かったのだった。
――――ガクン!
機体が、大きく揺れた。
>>>>>TO BE CONTINUED>>
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この物語は、JOJO賛歌ではあるが、人間賛歌ではない。
むしろ、人間不賛歌である(笑)
スタント能力:離れ技、妙技から。この物語では超能力をあらわす。
スタント能力は使い手の精神の「悪意」を具現化したものである。
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